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![]() 出典:木造建築用語辞典 発行:井上書院 |
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![]() うちは昔通りのやり方をしているけれど、親方がもうけをとるために早いこと、安いことを最優先させ、よけいな手間をかけさせないようにするところも多い。そんな親方のもとではたらいてく若い者は、自分が手を抜いていることを理解していない場合もあるだろう。手を抜くとなると、見えないところ、つまり、構造がおろそかになる。こわいことだ。 きちんと手間をかけることは大事なことだ。でも、それはヘタなやつがバタバタしとって、手間くっているのとは違う。ちゃんとした仕事を早く平気でやるやつは居る。そう心がけておれば、それはそんなむずかしいことではない。時間をかけてのろのろでなく、やり方を考え、一回一回気を込め、さっと仕事する。それは仕事としても美しいことだ。 |
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うちは8人のうち5人が20代。自分のこどものように思って育てている。募集はしていないから、自分で来る。みんなやる気のあるいい子ばかりだ。技術も教えるが、よろこんで仕事をするようにもっていくのが要だね。親方が弟子にやる気をおこさせれば、若い者が自分で工夫し、上達していくようになる。親方はそのためのレールを引けばいいんだ。材料をうんと手で触りながら、自然の摂理を学び取ってもらう。そうやってこの仕事が次の世代に伝わっていくことを望んでいるよ。 |
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