
 |
| |
「工期はのびたけど、いい家できたよな」と、施主の鈴木さん
|
 |
|
 |
| |
「この台の使い勝手なんだけどね・・」と、中村さんに相談する奥さん
|
 |
|
 |
| |
太い梁からハンモックぶらんこ!
|
 |
|
 |
| |
「おうち、きもちいいんだよ」 |
|
|
|

そういった施主とのコミュニケーションは新築した時だけでなく、その家とともにずっと続くものであることが望ましいのです。昔の大工さんは、近所で大工仕事を頼むのはこの人、と決まっていて、「請負」ではなく「常雇(じょうよう)」といって、一日いくらで仕事をしたものだそうです。「この仕事は一括でいくら」と請け、短い日数で早く終わらせることで儲けをあげる今の働き方とは逆ですね。 |
|
 |
 |
よく陽のあたるバルコニーには、布団がぎっしり
|
「常雇」の大工の場合は、いわばホームドクターのようなもので、増改築や修繕など、「ちょっとここを直してよ」みたいなことを頼まれながら、ずっとその家に住む家族とつきあっていくのです。台風や洪水で浸水したりしたら「どうですか?」と見に行ったりしてね。家族との信頼関係がベースにあるから、下手なことはできない、ちゃんと丁寧にやる。しぜんとそうなります。まさに顔の見える関係ですよね。住まうことについてのその家族の相談相手のような地域にねざした大工になれたらな、というのが夢ですね。
談/中村建築 代表 中村武司さん |
| |
最後にぼくのお奨め本を。
『棟梁に学ぶ家 図解・木造伝統工法 基本と実践』
「棟梁に学ぶ家」グループ編著 彰国社刊 1989
これは、素人に近い3人が三宅島の宮下棟梁の指導のもとで、伝統工法で建てる「棟梁に学ぶ家」の仕事の過程を通して棟梁に教えられたことを、実践的な技術書としてまとめたものです。私たち若い大工が基本的な伝統技法を学ぶ時の一番の教科書になっています。
|
『木の住まい』(ミニコミ誌)
発行人:林孝 1993-1999
木の家づくりの楽しさを知った林さん(作り手ではなく、ふつうの住まい手。サラリーマンの方です)が、独力で編集・発行されている雑誌。住まい手の体験談や大工の生の声、「木の住まい」主催の建前学校のレポートなど、充実した内容で、93年から99年の17・18合併号まで刊行されました。多くの若い大工や、木の家に住みたい!という住まい手を引っ張ってきた雑誌としてとても貴重な媒体なのですが、現在は残念ながら休刊中。
連絡先=木の住まい事務局
仙台市宮城野区鶴ヶ谷北2-12-5 tel & fax 022-251-3154 林孝
|
|